山の生活

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help リーダーに追加 RSS 全然漫画を読まない私がチェックしていた数少ないマンガ。

<<   作成日時 : 2006/05/31 22:51   >>

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「お祭りのようだった世の中が
 ゆっくりとおちついてきたあのころ。
 のちに夕凪の時代と呼ばれる
 てろてろの時間、ご案内。
 夜の前に、あったかいコンクリートにすわって。」
‥その作品の第一巻に、このような文章がありました。

ヨコハマ買い出し紀行 1 (1)
「ヨコハマ買い出し紀行」は1994年の「アフタヌーン」に短編として発表され、
同年から連載が開始されました。
横浜のような多くの大都市が
水没などの天災にあった近未来の世界が舞台。
‥と、書けば暗く絶望感が漂ってきますが、
一巻を読めばわかるでしょう、
平和なゆっくりした時間が流れていることが。

主人公は人型ロボットのアルファ。
20代前半の女性タイプ、
ロボットですから歳はとりません。
同じタイプのロボットであるココネ、
近所のガソリンスタンドのおじさん、
近所に住む子供たち、タカヒロとマッキが
主な登場人物です。
まわりの人たちは歳をとります、
人間ですから。

この作品と最初に出会ったのは
浪人の頃でした。
予備校の寮はラジオは持ち込みOKだったので、
勉強しないときはひたすらラジオを聞いていました。
お気に入りの番組は
「世界の快適音楽セレクション」。
ゴンチチの2人がDJを務める番組です。
その中で「ヨコハマ買い出し紀行」の音楽を担当したということを
話していました。
「月琴」やら「ゆったりしたマンガ」とか
とても気になり古本屋で置いてあるだけ買いました。
その頃は7巻までしか出ていませんでした。
読んでいると不思議と心が和んできて、
受験勉強のいい息抜きになったことを良く覚えています。

ヨコハマ買い出し紀行 14 (14)
2006年に連載が終了。
連載期間はおよそ12年間。
タカヒロとマッキは子供から大人へ成長し、
遠く離れた土地で暮らし始めます。
ですが、アルファは今でも
西の岬にある「カフェ・アルファ」を営んでいます、
昔と変わらず、これからも。
(14巻で一気に時間が進みます。
 たぶん7、8年くらい)

おそらく作品のテーマの一つは
「人間の成長」であったと思います。
少年や少女は成長し、
やがてアルファの『年齢』を越えます。
成長と言うのは
出会いであり、別れでもある。
そんなことを静かに教えてくれます。

雑誌は一切見ませんでした。
ですから、大体一年間のスパンで発行される
単行本が非常に待ち遠しかったです。
浪人のときに出会って、
修士二年でお別れ、
来年から社会人。
なんだか感慨深いです。

さて、「ヨコハマ買い出し紀行を読んでみようかな?」って思われた方、
一巻から入ると厳しいかもしれません。
作者である芦奈野ひとしさんの絵が
かなり変わってしまったのでびっくりすると思います。(笑)
ので、私が思う「ヨコハマ買い出し紀行入門書」は
ヨコハマ買い出し紀行 4 (4)
4巻です。
ここらあたりの絵がこれ以降続く
ヨコハマ買い出し紀行の絵のベースになっていると思われます。
また、作品のバランスも非常に良いですし、
「月琴」の解説があったりします。
あと、この巻の不思議なところは
最終巻に非常に似ているところです。
似たようなストーリーも収録されていますし
なにより表紙の構図がそっくりですね。

一番好きなエピソードは
「潮端の子」ですね。
ヨコハマ買い出し紀行 11 (11)
「待つことだけは得意ワザだから」ってセリフがあるんですが、
最初っから読んでいてこのコマを見ると
ほんと泣けてきます、
時の流れって悲しいなって。
ですから、11巻までに1〜10巻全て読んどいてください。(笑)

最近、土岐麻子の曲を聴いています。
Debut
このアルバム、「Debut」に収録されている
夕暮れよ」はなんとなく
「ヨコハマ買い出し紀行」に雰囲気が似ています。
また、紹介します。

では、また。

芦奈野先生、
ほんとにお疲れ様でした。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
azmaxさん、私のブログへのお立ち寄り&コメント・TB、ありがとうございましたm(__)m
「ヨコハマ」終わってしまって本当に寂しいですね。いい具合に心の力が抜ける良い漫画だったのに…。私は第1巻の絵柄に惚れたクチなので、最近の絵は整いすぎな気がしないでもないんですけど、やっぱり好きです(笑) 芦奈野先生の次回作も楽しみですね。
あ、ちなみにメイポロって実在しないんだそうですよ。メイプルシロップっぽい樹液を煮詰めたもの、という設定で作ったものだと画集のコメントに載ってました(笑)
azmaxさんとは好きな物の共通点も多く(GONTITI・小田和正など)、楽しくブログを拝見いたしました(^_^)
きぃちょん
URL
2006/06/16 21:24
きぃちょんさん
コメントありがとうございます。
そうなんですか、
メイポロって存在しないんですか。
ちょっと残念です。
ぜひまた来て下さいね。
azmax
2006/06/17 17:35

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