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「お祭りのようだった世の中が ゆっくりとおちついてきたあのころ。 のちに夕凪の時代と呼ばれる てろてろの時間、ご案内。 夜の前に、あったかいコンクリートにすわって。」 ‥その作品の第一巻に、このような文章がありました。 ![]() 「ヨコハマ買い出し紀行」は1994年の「アフタヌーン」に短編として発表され、 同年から連載が開始されました。 横浜のような多くの大都市が 水没などの天災にあった近未来の世界が舞台。 ‥と、書けば暗く絶望感が漂ってきますが、 一巻を読めばわかるでしょう、 平和なゆっくりした時間が流れていることが。 主人公は人型ロボットのアルファ。 20代前半の女性タイプ、 ロボットですから歳はとりません。 同じタイプのロボットであるココネ、 近所のガソリンスタンドのおじさん、 近所に住む子供たち、タカヒロとマッキが 主な登場人物です。 まわりの人たちは歳をとります、 人間ですから。 この作品と最初に出会ったのは 浪人の頃でした。 予備校の寮はラジオは持ち込みOKだったので、 勉強しないときはひたすらラジオを聞いていました。 お気に入りの番組は 「世界の快適音楽セレクション」。 ゴンチチの2人がDJを務める番組です。 その中で「ヨコハマ買い出し紀行」の音楽を担当したということを 話していました。 「月琴」やら「ゆったりしたマンガ」とか とても気になり古本屋で置いてあるだけ買いました。 その頃は7巻までしか出ていませんでした。 読んでいると不思議と心が和んできて、 受験勉強のいい息抜きになったことを良く覚えています。 ![]() 2006年に連載が終了。 連載期間はおよそ12年間。 タカヒロとマッキは子供から大人へ成長し、 遠く離れた土地で暮らし始めます。 ですが、アルファは今でも 西の岬にある「カフェ・アルファ」を営んでいます、 昔と変わらず、これからも。 (14巻で一気に時間が進みます。 たぶん7、8年くらい) おそらく作品のテーマの一つは 「人間の成長」であったと思います。 少年や少女は成長し、 やがてアルファの『年齢』を越えます。 成長と言うのは 出会いであり、別れでもある。 そんなことを静かに教えてくれます。 雑誌は一切見ませんでした。 ですから、大体一年間のスパンで発行される 単行本が非常に待ち遠しかったです。 浪人のときに出会って、 修士二年でお別れ、 来年から社会人。 なんだか感慨深いです。 さて、「ヨコハマ買い出し紀行を読んでみようかな?」って思われた方、 一巻から入ると厳しいかもしれません。 作者である芦奈野ひとしさんの絵が かなり変わってしまったのでびっくりすると思います。(笑) ので、私が思う「ヨコハマ買い出し紀行入門書」は ![]() 4巻です。 ここらあたりの絵がこれ以降続く ヨコハマ買い出し紀行の絵のベースになっていると思われます。 また、作品のバランスも非常に良いですし、 「月琴」の解説があったりします。 あと、この巻の不思議なところは 最終巻に非常に似ているところです。 似たようなストーリーも収録されていますし なにより表紙の構図がそっくりですね。 一番好きなエピソードは 「潮端の子」ですね。 ![]() 「待つことだけは得意ワザだから」ってセリフがあるんですが、 最初っから読んでいてこのコマを見ると ほんと泣けてきます、 時の流れって悲しいなって。 ですから、11巻までに1〜10巻全て読んどいてください。(笑) 最近、土岐麻子の曲を聴いています。 ![]() このアルバム、「Debut」に収録されている 「夕暮れよ」はなんとなく 「ヨコハマ買い出し紀行」に雰囲気が似ています。 また、紹介します。 では、また。 芦奈野先生、 ほんとにお疲れ様でした。 |
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azmaxさん、私のブログへのお立ち寄り&コメント・TB、ありがとうございましたm(__)m |
きぃちょん URL 2006/06/16 21:24 |
きぃちょんさん |
azmax 2006/06/17 17:35 |
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